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スタッフブログ

文様のお話

2017/09/21

【この時期にピッタリな あの文様】

おおきに~。風呂敷専門店「むす美 京都」スタッフの上田です。

 

 

 

風もすっかり秋めいてきて先日、自宅では衣替えを実行しました。

押し入れの中もひっくり返し、断捨離も実行‼‼

さすが私!と自分を褒めたたえました。

 

個人的に秋服大好きなので今から毎日が楽しみです♪

町を歩いていていると、早速ブーツ履いてる人を見かけました!!!

さすがに暑いやろ~・・と横眼で見ながら・・・

 

私は以前アパレル関連にも携わっていたので、店舗内で誰がブーツを最初に履いてくるか!? なんて競争をしていました。(笑)

 

そういえば大先輩方は・・・9月には・・・履いてましたね♪

さすがです!!

 

 

前置きはこれくらいにして・・・

 

 

本日は【うさぎ文様】についてお話させていただきますね。

 

さてこの時期にうさぎ文様の話題となると、

もうお月見のイメージしか出てこないですよね。

 

それにちなんで、今日はうさぎ文様のお話しです。

 

今年の中秋の名月・十五夜(旧暦8月15日)は、10月4日(水)です。

 

 

 ueda.2017.09.21.001.jpg

※お団子美味しそうですねぇ・・・一個つまみたい・・。

 

 

お月見について簡単に説明すると

 

・月に感謝をする

・農作物の豊作の祈願と、収穫の感謝をする

・月を眺め、愛でる習慣

これらが合わさったものとされています。

 

【月に感謝をする】   

農作物の収穫をするときには、夜遅くまでかかることがあります。

電気がなかったような時代には、月明かりは、農作業の大きな助けとなっていたのですね。

そのため、月に感謝を捧げたのだそうです。

 

【農作物の豊作の祈願と、収穫の感謝をする】

秋は、様々な農作物の収穫の時期です。

お米もその中の1つですが、昔の日本人にとっては、お米の出来・不出来は、とても重要なことでした。

地域によっては、田植えの作業が終わったら、お祝いとしてごちそうを食べる風習もあるほどです。

そのため、お米を含めた農作物の豊作を祈願し、無事に収穫が終わったものは感謝を捧げる、その儀式がお月見という風習に繋がっていると言われています。

 

【月を眺め、愛でる習慣】

古来から、日本人は、月を眺めて楽しむ習慣がありました。

和歌などに「月」がよく詠まれていることからも分かりますね。

秋の月は、1年の中で最も美しいとも言われていたようで、それがお月見に繋がっているとも考えられています。

 

 ueda.2017.09.21.002.jpg

 

 

お月見の豆知識はそれぐらいにして、うさぎ文様について説明しますね。

 

この月には「うさぎ」が住んでいるといった説話もあります。

うさぎは、月の使いとも言われ、「ツキを呼ぶ」縁起のいい動物と信じられ、

また因幡の白兎神話でも知られるように、神聖な動物で瑞祥の動物とされています。

 

うさぎといえば、跳びはねる=飛躍、子沢山=豊穣・子孫繁栄の象徴とされ、長い耳は福を集めるといわれています。

他にも古くから東洋では「春の象徴」とされ、優しく、穏やかな姿は家内安泰と平和をも意味しています。

 

意味になぞらえて思いを託す・・

風呂敷、そして日本文化の奥ゆかしさが、とても素晴らしいと感じます。

 

 

 

 

むす美にもうさぎ文様が、ほどこされている風呂敷がございます。

 

 ueda.2017.09.21.003.jpg

二巾 レーヨンちりめん こよみ 

1,800円(本体価格)68cm

 

縁起の良い「うさぎ」をモチーフに描かれた秋にふさわしい色合いの、ちりめん素材のふろしきです。

片身替わりのデザインなので包むものによって、がらりと印象が違ってみえるのが

非常に素敵な一枚です。

 

 ueda.2017.09.21.004.jpg

平包み

 

 ueda.2017.09.21.005.jpg

瓶包み(750mlのボトル2本)

 

 

同じ、一枚の風呂敷なのに印象が全く違いますよね。

 

 

 

 

そしてこちらも、少しユニークなうさぎ柄ですのでご紹介いたします。

 

 ueda.2017.09.21.006.jpg

50 ミナペルホネン 綿GA両面

 run run run ブラウン/ネイビー

1200円(本体価格)

                                           

読書の秋なのでぜひ、ブックカバーとして使って頂きたいですね♪

 

 

 

それでは 風呂敷専門店「むす美京都」のスタッフの上田でした。

★instagramもございます。

2017/09/17

おおきに~。 風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの横関です。

 

 

むす美京都展が昨日で終了しました。京都文化博物館での展示会を偶然ご覧になった方がそのままむす美京都にも来てくださることが多く、大変有難い機会となりました。

次は東京・代官山で9月26日(火)~28日(木)の日程で展示会を行います。ご都合のつく方はぜひ足をお運びください。

 

さて、秋の新作の1つがこちらの112和音 双鳥文です。

双鳥文.jpg

 

紺夾纈絁几褥(こんきょうけちあしぎぬのきじょく)と名付けられた正倉院の宝物の文様を色鮮やかに染め上げています。生い茂る大きな花樹と、その下で向き合う二羽の水鳥がモチーフとなっています。

 

ここで注目したいのが、二羽の双鳥です。このモチーフは、鴛鴦文として古くから風呂敷や着物に用いられてきました。

例えば、同じく正倉院に収められている宝物をあしらった120正倉院/鴛鴦唐草文があります。

鴛鴦唐草文.jpg

 

 

鴛鴦の雄雌がぴったりと身を寄せ合う姿から、夫婦円満の象徴とされてきました。

吉祥の柄として礼装用の着物や帯地、袱紗などにも良く用いられますし、「おしどり夫婦」という言葉もあります。

一説には、鴛鴦は大和言葉で「愛(お)し」と「鳥」がくっついて「おしどり」となったという話もあります。

 

特に鴛鴦の雄は、羽には橙・深緑・白色、さらにくちばしは赤く、たいへん色鮮やかな美しさを持ちます。

縁起の良さとその色彩の魅力の両方が人々を惹きつけてきたのです。

 

 

新作風呂敷の活用法として、私のお勧めはその文様と色彩の魅力を活かしたテーブルクロスづかいです。

 双鳥クロス.jpg 

 

 

ご自宅のインテリアのアクセントに、あるいはお知り合いの方への結婚祝いやご両親の銀婚式祝いなどギフトシーンにもお使いいただけます。

 

双鳥文の彩りを店舗へぜひ直接見にいらしてください。

その他の秋の新作風呂敷と共に皆様のご来店をお待ちしております。

 

 

それでは 風呂敷専門店「むす美京都」のスタッフの横関でした。

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