おおきに~。 風呂敷専門店「むす美 京都」 スタッフの横関です。
7月中むす美インスタグラムでは祇園祭の模様をたくさんの写真をアップしてきました。
今回のブログでは、京都の人々が心待ちにしているもう一つの夏の風物詩、五山の送り火を取り上げたいと思います。
五山の送り火はお盆に帰ってこられていたご先祖の霊をお送りする、精霊送りの意味を持つお盆の行事です。毎年8月16日の晩に、京都を囲む5つの山に「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に点火されていきます。
普段であれば見慣れた山の文字たちを、年に一度8月16日だけは家族で連れ立ってわざわざ見に行く。
京都に住む人間にとって、やはり送り火を眺める時間は特別です。
着火の瞬間にはまず「おーっ!」というどよめきが。毎年見ていても、やはり声が出てしまうものです。
山上に用意された火床に次々に火が灯され、暗がりの中にあっという間にその全容が現れます。
山上の火床を間近から撮った貴重な写真がこちら。
全ての火床に火が焚かれてから、ものの数十分で夢のような光景は終わってしまいます。
それでも目に焼き付けられた暗闇に浮かび上がる灯火の彩りに、自ずと敬虔な気持ちが湧き上がってきます。
ちなみに送り火翌日17日早朝の五山は、たくさんの人で混み合います。
送り火の消し炭には厄払いの効き目があると言われており、それを朝早くから拾いに来られるためです。
お知り合いに配るために、写真のようにバケツ一杯に持って帰られる方も少なくありません!
遠方にお住まいの方もぜひ一度、夏休みの観光がてら五山の送り火を直接見にいらしてください。
なお、京都むす美は16日はお盆休みを頂いております。送り火を見守った翌17日から営業しておりますので、どうぞお立ち寄りください。
それでは 風呂敷専門店「むす美 京都」 スタッフの横関でした。
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