「風呂敷の知らない魅力 その3」
おおきに~。 風呂敷専門店「むす美 東京」 スタッフの今泉です。
今年の夏は...
8月1日以降、東京都心では毎日雨となり、前回ご紹介させていただいた撥水加工の風呂敷(前回のブログ)が大活躍していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の「風呂敷の知らない魅力」では...
ムシムシする暑い日本で涼しい雰囲気を魅せる【千鳥柄】二巾(68cm)レーヨンちりめん風呂敷をご紹介致します。
千鳥柄は、平安時代から文様に用いられた代表的な和柄で、今でも親しまれている愛らしいモチーフです。
図案化しやすい文様なので、千鳥格子や千鳥卍と言った文様もあります。現在では、浴衣や着物、手ぬぐいや焼物等にも描かれています。
「千鳥」とは?
鳥の種類ではなく、水辺に集まるチドリ科の鳥の総称です。春と秋に渡ってくる渡り鳥です。くちばしが短く、小さくかわいらしい鳥です。水辺にいる為、水や水辺の植物の文様と組み合わせて描かれることが多いです。
単体もしくは総柄で描かれることが多い千鳥ですが、本来は、2羽が波の上を飛んでいる姿が描かれ『波千鳥』と言われます。こちらは、波間を世間にたとえて『共に荒波を乗り越えていく』という事から『夫婦円満』『家内安全』などの縁起の良い意味があります。また、『千鳥』=『千取り』の語呂合わせから『勝運祈願』『目標達成』の意匠もあります。
幅広い年齢層に人気の【千鳥柄】は、人を思いやる意味や願いが込められた文様です。
そんな素敵な文様を用いられた風呂敷で、『隠し包み』をいたしました。
隠し包みは、真結びの結び目をさりげなく隠し、見た目にも美しく実用性を兼ね備えた包み方です。
ちりめん素材で絹に似た光沢感と高級感があるので、ご自身でお使いいただいても、ギフトとしてもオススメです。
風呂敷に描かれた文様の意味も、風呂敷の魅力を知るひとつです。
風呂敷をお選びの際、ちょっと意識をしてみてはいかがでしょうか。
それでは 風呂敷専門店「むす美 東京」 スタッフの今泉でした。
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