「夢二の花選び」
おおきに~。 風呂敷専門店「むす美 京都」 スタッフの田中です。
8月後半になりますと、なぜか宿題もないのに何かやらなければならない事があったような気になります。
そんな訳でちょっと調べてみました。
このチーフ竹久夢二 四葉とどくだみのモチーフになっているどくだみについて。
正直あまり良い印象がありません。
小さい時、日陰の湿った所に生えていて、葉っぱがハート型なので興味本位で摘んでみたら・・・ 臭い。
友達と「わぁー‼‼」って言いながら、走って帰りました。
なぜ、竹久夢二はこの草を描いたのでしょうか?
モチーフになっているこの白い花。
実は花びらではなく、葉だそうです。
中心部の黄色い部分にたくさんの小さな花が集まっていて、全体でひとつの大きな花のように見える形を作っているのです。
別名:十薬 と呼ばれるほど、万能薬として用いられており、直接塗れば傷口の止血や湿疹にも効果があり、高血圧の予防には煎じたお茶を、また風呂に入れれば冷え性に良いそうです。
加熱をすれば、臭いは和らぐので天ぷらにして食べられているとの事。
そう言われると、山菜と同じですよね。
小さい物が集まって、大きな花として魅了していく。
少しクセの強い所もあるけれど、万能な力。
とっても魅力的ですね。
さすが、竹久夢二。
選びどころがにくいですねぇ~。
夢二シリーズは全て 右下に落款が入っております。
一枚の絵としてもお楽しみ頂けますので、ぜひ鑑賞しにお店までお越しくださいませ。
お待ちしておりま~す。
それでは 風呂敷専門店「むす美京都」のスタッフの田中でした。
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