おおきに~。 風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの横関です。
むす美京都展が昨日で終了しました。京都文化博物館での展示会を偶然ご覧になった方がそのままむす美京都にも来てくださることが多く、大変有難い機会となりました。
次は東京・代官山で9月26日(火)~28日(木)の日程で展示会を行います。ご都合のつく方はぜひ足をお運びください。
さて、秋の新作の1つがこちらの112和音 双鳥文です。
紺夾纈絁几褥(こんきょうけちあしぎぬのきじょく)と名付けられた正倉院の宝物の文様を色鮮やかに染め上げています。生い茂る大きな花樹と、その下で向き合う二羽の水鳥がモチーフとなっています。
ここで注目したいのが、二羽の双鳥です。このモチーフは、鴛鴦文として古くから風呂敷や着物に用いられてきました。
例えば、同じく正倉院に収められている宝物をあしらった120正倉院/鴛鴦唐草文があります。
鴛鴦の雄雌がぴったりと身を寄せ合う姿から、夫婦円満の象徴とされてきました。
吉祥の柄として礼装用の着物や帯地、袱紗などにも良く用いられますし、「おしどり夫婦」という言葉もあります。
一説には、鴛鴦は大和言葉で「愛(お)し」と「鳥」がくっついて「おしどり」となったという話もあります。
特に鴛鴦の雄は、羽には橙・深緑・白色、さらにくちばしは赤く、たいへん色鮮やかな美しさを持ちます。
縁起の良さとその色彩の魅力の両方が人々を惹きつけてきたのです。
新作風呂敷の活用法として、私のお勧めはその文様と色彩の魅力を活かしたテーブルクロスづかいです。
ご自宅のインテリアのアクセントに、あるいはお知り合いの方への結婚祝いやご両親の銀婚式祝いなどギフトシーンにもお使いいただけます。
双鳥文の彩りを店舗へぜひ直接見にいらしてください。
その他の秋の新作風呂敷と共に皆様のご来店をお待ちしております。
それでは 風呂敷専門店「むす美京都」のスタッフの横関でした。
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