【松文様のお話し】
おおきに~。「風呂敷専門店 むす美京都」スタッフの上田です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
もう10月になり今年も残り三か月となりましたね・・・‼‼‼
月日が流れるのは早い・・
ぐぅぅんと気温も低くなってきてるので、体調管理には気を付けてくださいね。
私は年齢と共に冷え症が気になり、代謝を上げるべく最近開脚ストレッチを始めました。
始めたのは初めてではないです。
2回目です。
三日坊主でなかなか続かなく、今年の2月に始めたのですが開脚できないままに
終わってしまったので、目標新たに気持ち切り替えて取り組んでいます!!
少し開脚できるようになったら家族に見せて自慢する・・・
その反応を見て一人でガッツポーズする。
それがここ最近の楽しみな日課となっています。
さて、いつものように話題は急に変わりますが
今日、皆さまにお伝えしたのは【松文様】についてです。
皆さま、松文様はご覧になられた事はありますか?
お城などの襖などにも松は描かれている事が多く、
風呂敷の文様に限らず松自体が描かれている何かを
目にした方の方が多いかもしれませんね。
むす美で取り扱っている風呂敷では
松文様が描かれている風呂敷もたくさんございます。
二巾9号 正絹ちりめん 友禅 松/クリーム ¥15,000(税抜)
同じ松文様といっても松自体が描かれているものと、
文様化されたものと様々ございます。
印象も変わってきますよね。
さてそんな松文様ですが文様にも意味がございます。
文様には意味をなぞらえ思いをたくす重要な役割があります。
それが日本人独特の奥ゆかしい文化で美しいですよね。
松は百年の樹齢を保つことから長生きの象徴として親しまれ、
目上の方の贈り物などに適しています。
松の緑色は常緑であることから常盤木(ときわぎ)と呼ばれ、
また千年の齢を保つとして吉祥樹とされてきたことから
松はめでたい時だけに使うのではなく
季節を選ばず一年中用いられる文様です。
だから、お宮参り着などで良く見かける文様でもあります。
赤ちゃんの長生きを願っているのですね。
こういった縁起の良い文様のことを「吉祥文様」と呼びます。
もともと松の木を吉祥文様としたのは古代の中国です。
厳寒にも常緑を保つ松は生命力の象徴であり、
それ以外でも寒さに強い竹や梅と共に、
逆境にあっても変わることなく節操を守るとして
多くの絵画のモチーフとしても使われました。
日本でも縁起物として定着している合わせ柄である「松竹梅」は
中国では古くから「歳寒三友」(さいかんさんゆう)と呼ばれ精神
的に理想のものとして喜ばれてきました。
そのような思想が日本にもたらされたのは平安時代のようです。
日本では吉祥文様というだけではなく、その形の面白さから松に
は様々な形の文様が考えられました。
芽生えてまだ生長していない若い松の姿を表わした「若松文様」
風雪に耐えた長寿の松を表わした「老松文様」
松葉のみを文様にした「松葉文様」
松ぼっくりを文様にした「松笠文様」
松葉を笠のようにして表わした「笠松文様」など
松の木が隅から隅まで文様化されています。
松文様・・・とても奥が深いですね。
こちらの風呂敷は丸い形の文様で、
個人的には北欧っぽい柄にみえてしまうんです・・・
私だけでしょうか・・
目上の方への贈り物に大変お勧めですが、
松文様には様々な形の文様がございますので、
そのユニークな文様を活かしてインテリアに使って頂いてもとても
おしゃれですよ♪
こちらの風呂敷は両面になってるので、クッションカバーとして、こんな見せ方もありかと・・
コントラストがはっきりして可愛いですよね♪
一見、松文様と聞くともちろん和のイメージが強いと思いますが
松文様には様々な形があるので、このように北欧風インテリアに
使ってみても良いと思います。
是非、松文様を身近に感じて頂ければよいなぁと思います。
それでは 風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの上田でした。
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