風呂敷の知らない魅力 その12
おおきに~。風呂敷専門店「むす美 東京」スタッフの今泉です。
気づけば2月!時の経過の早さに驚く日々です。
1月を振り返ると...先月は外国人のご来店が多く、チーフの福コチャエシリーズが人気でした。日本に来ているからこそ、日本的なデザインに魅かれてお土産にご購入くださるようです。
今回のブログは...
チーフ福コチャエシリーズのひとつ「獅子舞」のご紹介です!
【獅子舞とは?】
獅子頭をかぶって舞う神事的な民俗芸能のひとつです。獅子舞の獅子とは、元々はライオンのことで「神秘的な力を持つ神様」として崇め、そのライオンを模した仮面をつけて舞を踊るようになったのが獅子舞の原型と考えられています。インドから中国へ、中国から日本へ伝わりましたが、日本での獅子はライオンではなく架空上の生き物だそうです。
江戸時代初期、獅子舞は伊勢から江戸へ伝えられ「邪気を祓って、祝い事や祭り事を祝う縁起物」として定着しました。
お正月やお祭りなど、めでたい日に見かける獅子舞に頭を噛まれることがあります。それは、人についた邪気を食べてくれるからだと言われています。悪魔祓いや疫病を追い払う意味がある為、悪いことから守ってくれ、ご利益があると考えられています。
また、子供の場合は、厄除けの効果が強くなるとも言われており、学力向上や無病息災、健やかな成長にご利益があるそうです。
『獅子が噛みつくと神が付く』と、縁起担ぎの語呂合わせが興味深いです。
獅子舞は、日本各地でさまざまな種類があり、地域によって獅子舞の造りや舞い方などは異なるそうです。大きく分けると「伎楽系」「風流系」と言われる2種類の系統があります。
【伎楽系】
西日本を中心に全国へ広まった。
獅子舞の舞は、基本的に2人以上で一匹の獅子を演じる。
胴幕(胴体部分)に入る人数で大獅子・中獅子・小獅子と分けられる。
【風流系】
関東・東北地方で多く舞われ、基本的に1人で一匹の獅子を演じる。
鹿(しし)の頭をかぶり、胸に太鼓をつけて打ちながら踊る。
3匹が一組となって舞う「三匹獅子舞」というものがある。
頭にかぶる面が獅子だけではなく、鹿や牛などの動物がある。
(広げた状態)
日本でお正月にみられるのは伎楽系が主流ですが、各地で異なる獅子舞を日本の伝統芸能として大切にしたいですね。
福コチャエシリーズは日本を感じられるデザインが多いので、日本に来られた外国の方々が気に入ってくださるのはもちろん、日本人のお客様から外国の方へギフトとして贈られるのもオススメです。チーフ福コチャエシリーズは、獅子舞を含めて全8デザインございます。
風呂敷を通して、日本の伝統芸能にも触れてみてはいかがでしょうか。
それでは、風呂敷専門店「むす美 東京」スタッフの今泉でした。
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