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2018年2月
「風呂敷の知らない魅力 その11」
おおきに~。風呂敷専門店「むす美 東京」スタッフの今泉です。
今回のブログは...『風呂敷の知らない魅力 その8』にてご紹介しました"浮世絵シリーズの続編"です! 前回のブログ内に...【江戸アートエキスポ】にて展示されていた作品がUPできておりませんでしたので...写真をUP致しました!
再度『風呂敷の知らない魅力その8』をコチラよりご覧いただけると嬉しいです。
今回の「風呂敷の知らない魅力」では...
風呂敷の魅力と一緒に、日本の伝統的なアートに触れる続編!
【チーフ 隅田川】をご紹介致します。
【凱風快晴(富嶽三十六景)】
Red Fuji from the series "36 Views of Mt. Fuji"
「赤富士」と呼ばれる、葛飾北斎の代表作のひとつとして名高い作品。当店でも「赤富士」が商品名となっています。赤富士は、主に晩夏から初秋にかけて、早朝に富士山が朝日に染まって起こる現象だそうです。鱗雲が広がる空と点描で表現された裾野の樹海などの色彩は、シンプルな配色と大胆な構図で描かれています。
【ビードロを吹く娘 (婦女人相十品)】
Girl Blowing a Glass Toy from the series "Ten Physiognomic Aspects of Women"
喜多川歌麿の美人画の代表作。「ビードロ」という言葉は広く「ガラス」を意味するポルトガル語だそうです。江戸時代に流行ったフラスコ形のガラス製玩具で、息を吹き込むと薄いガラス底が「ポッピン」と鳴り、『ポッピンを吹く娘』の題名でも知られています。
目新しい異国のガラス細工と江戸で流行していた市松模様の着物が描かれ、浮世絵が現代のファッション誌のようなトレンドの役割を果たしていたことが分かる1枚です。
【日本橋 朝之景(東海道五拾三次)】
Morning View at Nihonbashi from the series "Fifty-three Stations on the Tokaido"
江戸から京都へ向かう東海道の起点である日本橋、歌川広重の代表作。
参勤交代の大名行列が朝早く江戸を出発する様子や、天秤棒を担いでいる魚売りたちからは早朝の日本橋の活気が伝わり、多くの旅人は朝四時頃に江戸を出立したそうです。
また、江戸の人々も愛したという犬も描かれ、日常の風景も感じられます。
【寛政三美人】
Three Favorite Beauties
寛政期に実在した三人の美しい女性たちを描いた喜多川歌麿の代表作品。
浮世絵で描かれる女性の顔はどれも似ているそうですが、吊り目がち、つぶらな瞳など、それぞれのちょっとした特徴が表現され、自然で明るい表情から華やかさが感じられます。
【神奈川沖波裏(富嶽三十六景)】
The Great Wave off Kanagawa from the series "36 Views of Mt. Fuji"
「浮世絵と言えばこれ!」というくらい、世界的に有名な葛飾北斎の代表作。
海外では、"Great wave"という名称で呼ばれています。荒れ狂う大波と不動の富士山がたたずむ様子が描かれ、「静」と「動」の対比を表現した圧巻の傑作です。
浮世絵シリーズのチーフは綿100%の風呂敷で、サイズは約48cmです。
他5柄のご用意があり、そのうちの2柄は、前回レーヨン素材でご紹介した浮世絵と同じ柄(黒富士と写楽)となります。
ちょっとしたギフトに、粋な風呂敷ラッピングとしてお使いいただけます。
風呂敷の魅力と一緒に、日本の浮世絵の素晴らしさもお贈りしてはいかがでしょうか。
それでは、風呂敷専門店「むす美 東京」スタッフの今泉でした。
★instagramもございます。
おおきに~。 風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの横関です。
2月に入り、むす美ではお得な3つの企画をご用意して皆様をお待ちしております。
まだの方はぜひチェックしてみてくださいね。
さてさて。前回は京都らしさ満点の自動販売機ラッピングについて書かせて頂きましたが、今回はこちらの、ごま昆布のパッケージについて!
このパッケージを見て、ぴんと来た方はおられますか。
いらっしゃったら、文様への感度が非常に高い方だとお見受けします。
こちらのパッケージ、吉祥文様の"七宝繋ぎ"が使われているんです。
まず、七宝繋ぎとは・・
「七宝」が元々仏典の用語で、七種の宝(金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・珊瑚(さんご)・しゃこ・めのう)を表します。大変貴重なものであったことより七珍とも呼び、富裕の象徴とされています。無限に連鎖する円により形作られていることから円満を意味し、無限の子孫繁栄への願いも込められてきました。
...ここまでは文様の勉強をする中で学んでいたのですが、晩御飯に「ごま昆布・・♪」と食卓へ出すまで、パッケージデザインに使われていることに気付きもしませんでした!
お世話になった方への御礼状にと、最近七宝繋ぎ柄の葉書をわざわざ購入していたのに。
自転車でよく通る下賀茂神社近くの建物を「ほー、ここにも七宝繋ぎかぁ・・」と感心して見ていたのに。
【伝えよう、「和食」文化を。】というフジッコさんの思いは、この七宝繋ぎパッケージを通じても発信されていたのです。
実にさり気なく、けれどしっかりと和文化の文様は私たちの生活の中で用いられているのだと改めて気付かされました。
もう少し、あと2ヶ月でむす美京都はオープン1周年を迎えます。
ますます精進していかねばと決意を新たにしました。
ごま昆布を前にしみじみ。
それでは 風呂敷専門店「むす美京都」のスタッフの横関でした。
★instagramもございます。
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