おおきに~。 風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの横関です。
2月に入り、むす美ではお得な3つの企画をご用意して皆様をお待ちしております。
まだの方はぜひチェックしてみてくださいね。
さてさて。前回は京都らしさ満点の自動販売機ラッピングについて書かせて頂きましたが、今回はこちらの、ごま昆布のパッケージについて!
このパッケージを見て、ぴんと来た方はおられますか。
いらっしゃったら、文様への感度が非常に高い方だとお見受けします。
こちらのパッケージ、吉祥文様の"七宝繋ぎ"が使われているんです。
まず、七宝繋ぎとは・・
「七宝」が元々仏典の用語で、七種の宝(金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・珊瑚(さんご)・しゃこ・めのう)を表します。大変貴重なものであったことより七珍とも呼び、富裕の象徴とされています。無限に連鎖する円により形作られていることから円満を意味し、無限の子孫繁栄への願いも込められてきました。
...ここまでは文様の勉強をする中で学んでいたのですが、晩御飯に「ごま昆布・・♪」と食卓へ出すまで、パッケージデザインに使われていることに気付きもしませんでした!
お世話になった方への御礼状にと、最近七宝繋ぎ柄の葉書をわざわざ購入していたのに。
自転車でよく通る下賀茂神社近くの建物を「ほー、ここにも七宝繋ぎかぁ・・」と感心して見ていたのに。
【伝えよう、「和食」文化を。】というフジッコさんの思いは、この七宝繋ぎパッケージを通じても発信されていたのです。
実にさり気なく、けれどしっかりと和文化の文様は私たちの生活の中で用いられているのだと改めて気付かされました。
もう少し、あと2ヶ月でむす美京都はオープン1周年を迎えます。
ますます精進していかねばと決意を新たにしました。
ごま昆布を前にしみじみ。
それでは 風呂敷専門店「むす美京都」のスタッフの横関でした。
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