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トップページ > スタッフブログ > □シンプル > その他のシリーズ(ふくさ・ハンカチなど) > 『水無月を食べてみたくなった理由』

スタッフブログ

2018年6月25日 12:50
『水無月を食べてみたくなった理由』
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おおきに~。風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの上田です。

 

みなさま、【夏越の祓】って知っていますか?

 

わたくしは、恥ずかしながら初めて知りました・・・

 

 

 

旧暦の6月末に行われる「夏越の祓」は、

半年分のケガレを落とす行事で、

この後の半年の健康と厄除けを祈願するそうです。

 

6月30日ごろ日本各地の神社で行なわれている伝統行事です。

 

 

■「夏越の祓」と「年越の祓」

半年に一度の厄落としである6月の「夏越の祓」。

さらに半年後の12月末には、同様に厄除けをする「

年越の祓」があります。

この二つは対になる行事で、

心身を清めてお盆や新しい年を迎えるためのもの。

 

大晦日の年越し行事のような派手さはありませんが、

「夏越の祓」も大切な節目の行事とされています。

 ueda062501.jpg

 

 

 

 

■「茅の輪くぐり」(ちのわくぐり)で厄落とし

厄落としの方法として「茅の輪くぐり」が行われます。

 

茅の輪とは、チガヤという草で編んだ輪のことです。

神社の境内に作られた大きな茅の輪の中を

「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と

唱えながら8の字を書くように3度くぐり抜けます。

 

茅の輪をくぐることで、

病気や災いを免れることができるとされているそうですよ♪

 

 

 

■人形(ひとがた)を流して厄落とし

人形(ひとがた)とは、人の形を模した紙の形代(かたしろ)です。

人形に自分の名前や年齢などを書き、

それで体を撫でて人形に罪やケガレを移し、身代わりとして神社に納めます。

人形を川に流したり、篝火を焚いたり、水や火を使う神事で清め、厄を落とします。

 

 ueda062502.png

 

 

■「水無月」を食べて厄落とし

冷房も冷蔵庫もない時代、蒸し暑くなる7月はしばしば病気がはやりました。

体力も消耗するので、甘く食べやすいお菓子でエネルギーを補給し、

厄祓いをしていたようです。

 

京都には「夏越しの祓」の日に食べる伝統的な和菓子があります。

「水無月」と呼ばれ、

ういろうの上に邪気を祓うあずきがのった三角形のお菓子で、

三角形は削りたての氷を表しています。

 

我が家でも毎年食べています。

私は残念ながら苦手なので、遠くから見守っています・・・

 

 

ここで一つ、水無月につて豆知識★

 

昔、宮中では旧暦6月1日に「氷の節句」が行われていました。

冬にできた氷を山間の氷室に貯蔵しておき、

そこから取り寄せた氷を口にして

夏を健康に過ごせるよう祈るというものです。

 

しかし、庶民にとって氷は高嶺の花。

そこで氷をかたどった三角形の生地に

厄除けの小豆を散らしたお菓子が作られたのです。

「水無月」は庶民の氷へのあこがれからできた銘菓。

現在では夏越の祓の日の和菓子として親しまれています。

 

こういう事を知ると、苦手だった水無月も

なんだか食べれる気がしてきました!!

 

 

今年は挑戦して食べてみようと思います♪

 

 

 

むす美スタッフ 田中のブログにも

夏越の禊について書かれてるのでご覧くださいね♪

 

 

それでは風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの上田でした。

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