「唐長のレキシ。」
おおきに~。風呂敷専門店「むす美京都」スタッフの中原です。
先日、中学の頃の同級生と久しぶりに集まりました。
やはり、思い出話に花が咲きました~♪
「クラスの○○のあのギャグ本当に面白かった!」
「数学の先生にこの前会ったで!」
などなど。
何でもない話を永遠に続けては笑いが生まれ...
の繰り返しでした(^^♪
そんな他愛もない話の1つに
どの教科が一番苦手だったか。と言う話があり、、、
私はダントツで社会でした。
歴史はムズイ!覚えられへん!!!
と嘆いたあの頃。(今も)
そこから歴史が苦手意識を持ち始めました。
そう。
お気づきの方も居られるかも。
風呂敷自体に歴史がちゃんとあって、
さらに文様や柄にもそれぞれの歴史があって。
むす美に勤め始めたころは
(((れきし...レキシ...( ^ω^)☆〇§÷ψ/)))
みたいな感じで、超苦手分野でどうしようかと思っていました
が、
風呂敷の歴史って面白いんです。
この私がレキシを面白いと思ってしまったのです!(笑)
今日はその中でも『唐長 両面』の文様の歴史や意味合いを
ご紹介したいと思います。
唐長とは、江戸時代より続いてきた日本唯一の唐紙屋であり、
初代の「唐紙屋 長右衛門」を略して唐長と呼ばれています。
唐紙屋とは、襖に施される一種の版画で、
寺院や茶室などに現在でも使われています。
『唐長 両面』に使われている文様はこちら。
【光琳大波】
50 唐長 両面染め 光琳大波 キミドリ/ダイダイ (本体価格:1,200円)
100 唐長 両面染め 光琳大波 キミドリ/ダイダイ (本体価格:4,000円)
【光悦陰日向桐】
50 唐長 両面染め 光悦陰日向桐 キイロ/ミドリ (本体価格:1,200円)
100 唐長 両面染め 光悦陰日向桐 キイロ/ミドリ (本体価格:4,000円)
で、
これらが襖として用いられているのがこちら。
【光琳大波】
【光悦陰日向桐(光悦桐)】
美しい。。。
襖と風呂敷に同じ文様が描かれているのに
色味の有無で雰囲気が変わりますね☆
ちなみに。
唐長には、唐紙制作に必要な江戸時代から受け継がれた
数多くの琳派文様の板木があります。
琳派とは、
先人の描いた絵や技術に感化されて、
自分の画風に取り込んでいったものが、脈々とつながった派です。
いわゆる、弟子になったりして直接教えを受けるのではなく、
先人を"心の師"として尊敬し、模範などを通して学びます。
この派のつながりはこんな感じ。
『琳派の生みの親である光悦と俵屋宗達。
俵屋宗達を心の師として尊敬したのが光琳。
また光悦と光琳は親戚関係である。』
複雑ですね(^-^;
でもこうやって、たくさんの繋がりがある中で
素敵な文様が生み出されていったと思うと
なんだか面白いですね♪
唐長 両面風呂敷で一升瓶とお弁当箱を包んでみるとこんな感じに。
左:50 唐長 両面染め 光悦陰日向桐 チャ/アズキ (本体価格:1,200円)
右:100 唐長 両面染め 光琳大波 スミ/アオ (本体価格:4,000円)
渋さとおしゃれを兼ね備えているので、
様々な用途にお使いして頂けます。
色も男性でも使いやすいですね(*'ω'*)
この前、SNSで見かけたのですが、
この投稿。
あぁ、なるほど。と思いました。
私ももう一度苦手な歴史を勉強していかないとな~思いました。
ちょっと長くなってしまいましたが、今日はこの辺で(;^_^A
風呂敷専門店「むす美 京都」 スタッフの中原でした。
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