『鬼滅の刃』の文様に秘められたメッセージを風呂敷屋が解説!④
おおきに~。風呂敷専門店むす美 東京の古結(こげつ)です。
まだまだ人気冷めやらぬ『鬼滅の刃』。登場人物が着ている衣装の和柄は、むす美の風呂敷でも使われている日本の伝統的な文様です。
むす美のブログではこれまで3回に渡り『鬼滅の刃』の登場人物の衣装に使われている文様×むす美の風呂敷をご紹介しました。
これまでのブログはこちらからご覧になれます。
今回は、のちに炭治郎が「鬼滅隊」に入るきっかけを作った、物語の要ともいえる「冨岡義勇(とみおかぎゆう)」にまつわる文様です。
冨岡義勇の亀甲文様
冨岡義勇の衣装は、「毘沙門亀甲」をアレンジした柄と赤錆色の無地で仕立てた、片身替わりです。
亀甲文様の派生紋様「毘沙門亀甲」は、四天王のひとりで非常に強い毘沙門天の甲冑(かっちゅう)にこの文様が用いられているので、「毘沙門亀甲」と名付けられました。(毘沙門天とは?)
「片身替わり」とは、着物の右半分、左半分で色・柄が異なる別々の生地で仕立てられたもののこと。
実は風呂敷にもこの構図があり、ふたつの三角形が組み合わさったように配置されているものを指し示します。
風呂敷の構図について詳しく知りたい方はコチラ
亀甲文様の意味は?
「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、昔から長寿吉兆の縁起の良いものとされてきました。また、果てしなく六角形が続くことから、永遠の繁栄を意味します。
衣装から冨岡義勇は、亀の甲羅のように非常に強く守られていることが伺えますが... 片側の亀甲文様は途中に登場する錆兎(さびと)と同じものなんですね。そしてもう片側の無地とは...片身代わりに仕立てることで、何か物語に深いメッセージが隠されているのでしょうか...⁈
亀甲文様を使ったむす美の風呂敷は?
70福コチャエ 亀甲に紋づくし ブルー (税込:1,650円)
「遊びのデザイン」をテーマに活動するCOCHAEさんとのコラボ風呂敷。
むす美でも人気のCOCHAEシリーズに、新たに70センチサイズの風呂敷が登場。
3柄あるデザインのうちのひとつ、こちらは亀甲文様の中に、鶴や鷹の羽、梅、四つ目などのめでたい紋を配置しています。
風呂敷でラッピングすると...
カメの顔がちょこんとのぞいて、差し出されたら、ふっと笑顔がほころびそう。
おめでたいムードとともにご愛嬌も添えてみては。
フォーマルな場面で差し出す際には、カメの顔ではなく、他の角を見せて包むことも可能です。
ご家族や親戚等への還暦・古希のお祝いに...開業記念、周年記念品に、ご結婚祝い等、魅力あふれる風呂敷で、お祝いしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
『鬼滅の刃』の文様に秘められたメッセージを風呂敷屋が解説!を4回に渡りお送りしました。『鬼滅の刃』では、文様が持つ意味にキャラクターや物語のメッセージ性が反映されているように思います。皆さまもそれにならって、文様が持つメッセージを込めて風呂敷を選び、ギフトとして贈ってみてはいかがでしょうか。
以上、風呂敷専門店むす美 東京の古結でした。
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