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スタッフブログ

□お役立ち情報

2021/07/23

今日の伝統色:褐色(かちいろ)

おおきに~。風呂敷専門店「むす美 京都」 スタッフの堀です。

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『最近では「パーソナルカラー」「イエローベース」「ブルーベース」といった、1人1人の個性に合わせた色彩診断が人気です。

 

もともと色彩の区切り方・呼び名は世界各地で異なり、固有の文化を形成してきました。それはここ日本でも同じです。』

 

わたしたちの住む日本は豊かな自然に恵まれ、四季の変化もその美しさを引き立たせています。

そして美しい自然の中にあふれる色彩は衣服・陶磁器あるいは鎧などの武具にも取り入れられ、さまざまな色が生み出されてきました。

 

ここ日本で育まれてきた「伝統色」の世界を、染織文化研究家・中江克己氏の著作『色の名前で読み解く日本史』をもとにご紹介します。

 

 

 

今日の伝統色:褐色(かちいろ)

 

 hori2021.07.22.002.jpg

 

 

 

 

いま「褐色(かっしょく)」といえば黒ずんだ茶色を指しますが、かつては「かちいろ」と読み、藍染によって生まれる色でした。

 

一説によると、蒅(すくも。藍を発酵させたもの)を藍甕に仕込む前、臼(うす)で搗(か)ちて仕込み、染めたところから名付けられたそうです。

もう一つは、藍染の濃い色に光沢を与えるため、染上がった布地を臼か板の上で叩く。

これを「搗(か)つ」といい、そこから「褐色」となった、という説です。

 

「褐色は"勝ちに通じる"」と考えられ、武士たちの武具や鎧にも使われました。

そこから「勝色」という文字を当てることもあったようです。

 

さまざまな困難を抱えながらいよいよ開幕する、TOKYO2020オリンピック・パラリンピック

開幕式を目前に控え、選手たちの健闘を心から願ってこの「勝色」を今回選びました。

 

 

 

「褐色(かちいろ)」にまつわるふろしき

【天然藍染】シリーズ

 hori2021.07.22.003.jpg

天然藍染】シリーズは、阿波藍の産地として名を馳せた徳島県で藍の栽培から染色まで一貫して行う藍師・染師「BUAISOU」によって、100%国産の天然藍を使い伝統的な染色技法により1枚ずつ手作業で染められています。

一点一点微妙に異なる染具合は手仕事の証。洗うほどに藍に含まれるアク成分が抜けて色が冴え、使うほどに持ち主に合わせた経年変化を遂げる愛着をもって長年ご愛用頂けます。

 

 

「BUAISOU」さんの取り組みを詳しく紹介した記事もございます。

世界が注目!若き藍染師らBUAISOUのジャパンブルー|ほんのひととき|note

 

 

風呂敷専門店むす美 京都の堀でした。

2020/09/ 3

おおきに~。

風呂敷専門店むす美 東京の沼田です。

 

むす美では9月に新作展示会を開催いたします。

 

今回発表する新作商品5シリーズについて、

弊社の開発担当者にインタビューをしました。

 

普段聞くことのできない【新作ふろしき誕生秘話】、

こちらのブログで順次ご紹介しております。

 

前回の【katakata】シリーズに引き続き

今回は【こはれ】シリーズの新作についてご紹介します。

開発の大橋に話を聞いてきました。

 

※写真はサンプルのため、実際の商品とは異なる場合があります。

 

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――これまで様々な作家さんとのコラボレーションも多数発表していた「こはれ」シリーズですが、今回はどういった商品ですか?

 

大橋)今回は自社のオリジナルデザインです。

営業部からのリクエストにより、「洋花」をモチーフにしたシリーズとなっております。

桜や梅など、和花の柄は既存の商品にもありますが、洋花は新しい試みでした。

ミニブーケ」と「フラワーストライプ」の2パターンあります。

 oohashi-kohare.jpg

 

――現在販売している「こはれ」はハチドリやネコなどの動物柄ですが、ガラッと変わりましたね。

 

大橋)「こはれ」シリーズは「小さなハレの日の意味で、元々は"気軽なラッピングに使ってもらえるように"というシリーズでした。

今回はレジ袋有料化に伴、ラッピングはもちろん、70㎝サイズエコバッグとしても使いたくなるデザインを目指しました。

 

ミニブーケ」はアネモネやガーベラなど、人気の花のブーケをイメージしました。普段着に合わせやすいよう、小さめの花柄にしています。

 

フラワーストライプ」は大きめの花柄で、ポピーやマーガレットなどのお花と、ストライプの模様が入っています。包み方によっては花をたくさん見せたり、ストライプをメインに見せたりと表情が変えられるところがポイントです。

 

――ちなみに違うデザインの候補はありましたか?

 

大橋)ストライプではなく、チェックにする案もありました。可愛かったのですが、大人の女性にも似合いやすいものにしたかったので、ストライプになりました。

 

――今回、苦労したポイントはありますか?

 

大橋)小花柄の「ミニブーケ」は、服に馴染みやすく、且つインパクトも欲しかったので、その塩梅が難しかったです。

フラワーストライプ」は花びら同士の重なりを表現することが難しかったです。布にプリントするときも二つの色を重ねているのですが、サンプル上がるまでドキドキでした。

 

――水彩画のようで可愛いです。むす美にこれまでなかったタイプの風呂敷ですね。

 

大橋)花柄でも、これまでの商品は梅や桜など、吉祥文様などでいわれのあるものが多かったのですが、洋花はそういったものが無いため、華やかさで選びました。

洋風なものが好きで「ちょっと風呂敷使ってみようかな・・・」という方がお手にとってくださったら嬉しいです。

 

また、花柄だと「時季に合うか気になる」という方もいらっしゃると思いますが、今回はいろんな季節の花を採用したので、気にせず1年中使っていただけます!

 

――大橋さんはどういった使い方をしようと考えていますか?

 

大橋)私には娘がいるのですが、45㎝サイズを娘のヘアバンドに、70㎝を私のエコバッグに、という風に、ペアコーデにするのも良いなと思います。

ラッピングはもちろん、パッチンを使ってお弁当バッグにしても良いですし、幅広く使っていただけるデザインです。

 

 

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他の新作商品についても、またご紹介させていただきます!

お楽しみに~!

 

以上、風呂敷専門店むす美の沼田でした。

 

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今年のふろしき新作展示会「むす美展」は、京都・東京各店舗にて以下の日程で開催いたします。

 

むす美 京都 98日(火)~911日(金)

むす美 東京 915日(火)~918日(金)

 

また開催に伴い、以下の日程を臨時休業とさせていただきます。

 

むす美 京都 97日(月)

むす美 東京 914日(月) ※16日(水)は営業日とさせていただきます。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

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風呂敷専門店「むす美」

むす美は風呂敷メーカーの山田繊維株式会社が運営するオフィシャルショップです。
店頭で取扱いの商品はオンラインショップでもお買い求めいただけます。

MUSUBI東京店 TEL:03-5414-5678
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