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「風呂敷の知らない魅力　その8」

おおきに～。風呂敷専門店「むす美　東京」スタッフの今泉です。

当店には浮世絵シリーズの商品があり、その浮世絵を展示している【江戸アートエキスポ】というイベントが都内で開催していたので、お休みに足を運んでみました。展示会場は、東京駅周辺から浅草、日本橋に銀座と...外国人観光客が多いエリアで、全て見てまわるのに半日かかりましたが...商品の魅力を感じるのに充実した時間でした！

イベント用パンフレットには、英語版もありました。

当店も『風呂敷の包み方』"英語"と"中国語"をご用意しておりますので、外国のお客様にも風呂敷の魅力をお伝えしております。

今回の「風呂敷の知らない魅力」では...

風呂敷の魅力と一緒に、日本の伝統的なアートに触れる【二巾　浮世絵　ちりめん友禅】をご紹介致します。

【黒富士(山下白雨)】

Mt. Fuji Above the Lightning from the series "36 Views of Mt. Fuji"

「富嶽三十六景」シリーズ三役のひとつ「山下白雨」、「黒富士」とも呼ばれています。

白雨とは、夕立のことだそうです。快晴の山頂に対し、下界の稲妻を見下ろす富士山の雄大な姿に、葛飾北斎の驚異的な力量が感じられる名作です。

【写楽(三世大谷鬼次の奴江戸兵衛)】

The Actor Otani Oniji III as Edobei. a Yakko

写楽とは、江戸時代の謎の天才浮世絵師で、10カ月の間に約140点の作品を制作したそうです。画面いっぱいに人物の上半身を描き、鋭い形相に顔を前に突き出した様子は、今にも相手に襲いかかって金を奪い取ろうと迫力満点、もっとも人気のある作品です。

【水道橋駿河台(名所江戸百景)】

Suidobashi Bridge and Surugadai from the series "One Hundred Famous Views of Edo"

画面を覆いつ尽くすかのように非常にダイナミックに、まるで生きているかのように描かれた迫力ある鯉のぼりは、端午の節句の日の風景です。奥には富士山が見え、富士よりも高く昇る鯉のぼりで、子供の成長を願っているそうです。

【湯帰り(風俗東之錦)】

Beauties Returning from Bath from the series "Customs of the East"

雨中でも、三人の女性が風呂帰りを語り合いながら、楽しい雰囲気が感じられる作品です。斜めに降る雨の直線とすれ違う二本の傘、裾の乱れ等から躍動感を生んでいます。着物の柄や、帯の粋なデザインに魅了されます。

浮世絵シリーズは、絹に似た光沢感を持つレーヨンを素材にしたちりめん友禅の風呂敷で、サイズは約68cmです。他5柄もご用意しており、海外・国内どちらの方にも日本の伝統的アートを楽しんでいただけます。

風呂敷の魅力と一緒に、日本の浮世絵の素晴らしさもお贈りしてはいかがでしょうか。

チーフサイズもございますので、そちらは次回ご紹介！

それでは、風呂敷専門店「むす美　東京」スタッフの今泉でした。

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