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包みの日(2・23)特別企画 「包みの文化の歴史講座」のご案内
風呂敷専門店むす美では、2月23日"ふろしき・つつみの日"に合わせて特別に「包みの文化の歴史講座」を開催します。風呂敷・包みの文化研究家である深澤琴絵博士をお迎えして、包みの文化がどのように変わってきたのかをスライドと共にお話いただきます。
この機会にみなさまお誘いあわせの上お越しいただければ幸いです。
<包みの文化の歴史講座>
日時 2月19日(日)
ゲスト 深澤琴絵 博士(学術)風呂敷、包みの文化研究家
内容 古代から江戸時代に至るまでの「包み」の語源、絵巻物や文献、万葉集などの歴史的な遺物から遡り、その時代に生きた人々の暮らしの中の包みの文化がどのように変わってきたのかをスライドと共にお話いただきます。
時間 10:00~11:30(約90分)
参加費 1,500円(お茶・お菓子付)
定員 20名(要予約)
場所 風呂敷専門店むす美
お申込み方法 (担当:高橋 まで事前に下記よりご連絡くださいませ)
① TEL:03-5414-5678
② FAX:03-5414-6788
③ Mail:info@kyoto-musubi.com
"包むことに込められた意味を感じてみませんか?"
日本古来の伝統的な模様や色鮮やかな季節の風物によって四季のうつろいを感じさせる風呂敷。デザインの美しさだけではなく、風呂敷は、包むことで荷物を運び、物を保存するなど様々な機能美があります。その歴史は実に千四百年も前に遡ります。現代の私たちの生活では、「包む」ことは保護、保存や運搬といった側面があげられますが、古代から近年にいたるまでの時代では、「包む」という行為のなかには、素材を使い捨てとして使用するのではなく、愛着を持って繰り返し使い尽くすという工夫や、包まれた中身を清浄に保つために祈りを捧げるなど、人々の「こころ」が内包されていました。
高度経済成長期以降、包装様式は多様化し、風呂敷は一度忘れられた存在となりました。日本文化が着目されている今日だからこそ、特に日本の文化の「おもてなし」の根底にかかわっている風呂敷を見直し、時代を超えて大切に使われてきた一枚の布の暮らしの文化を再発見してください。
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【深澤琴絵 博士(学術)風呂敷、包みの文化研究家 株式会社内田洋行 広報部所属】
失われつつある風呂敷の美しさに魅了され「包みの文化に関する歴史的研究」として、万葉集における古代の包みの概念や風呂敷の文化の意匠を中心とした研究論文によって2005年千葉大学大学院自然科学研究科にて博士(学術)を取得。
2009年四日市市立博物館開催「包むこころ ふろしき~布と人のぬくもり~」歴史監修。